結果を評価されているとやる気が落ちる

学習・受験
この記事を書いた人
さとちゃん先生

東大卒・HSPキッズ専門の家庭"育"師。小~高校生の「心/個性/学力」を育成。新潟の山で猫とスローライフを満喫しながら、ブログで「繊細さんの子育て・自分育て」のコツを発信している。

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 こんにちは☺さとちゃん先生です。今日は学習のお話を。

 学習がニガテなHSPキッズって、実は共通点がいろいろとあるのです。この共通点を知っておくと、それだけでお子さんの学習サポートがしやすくなります。参考になればうれしいです。☺

「結果の評価」がやる気を下げる

 今日ご紹介する「学習がニガテなHSPキッズの共通点」は、「結果を見て、評価されて育った」ということです。


 たとえば、特に努力したわけでもないのに、たまたまテストで良い点が取れたとします。そんなときに「すごいじゃん!」と褒められた子は、自分の実力を過大評価してしまい、努力をしなくなっていきます。

 逆に、すごく準備して努力したのに、テストで良い点を取れなかったとします。そんなときに「何、この点数?もっと勉強しなさい!」と言われた子は、やる気を失って、努力をしなくなっていきます。

 ※結果を褒められて育った子の中には、努力をする子もたくさんいます。ただ、「褒められそうなこと限定」で努力をする子(=苦手なことから逃げやすい子)になりやすいので、注意が必要です。

➡過程を見て、評価する。

 こんな風に保護者の方にお伝えすると「じゃあ、過程を見て評価すればいいんですね!」と言われます。

 声かけするとしたら、「結果は出なかったけど、頑張ってたじゃん。すごいよ」「今回は努力してなかったから、ダメだよね」…そんな声かけですね。

 これは確かに、最初の「結果を見て評価」の声かけよりも、子どもたちの力を引き出すことができます。ここまででも十分、OKです。

➡過程を見て、評価はしない。

 さらに高レベルな接し方をしたい方は、「過程を見て、評価はしない」という接し方がオススメです。

 声かけするとしたら、「今回はどんな準備をしたの~?」という感じですね。子どもたちの目を「過程」に向けさせてあげて、「どうしてこういう結果になったのか?」を、客観的に振り返るチャンスを作ってあげるイメージです。

 この接し方をすると、子どもたちが気持ちの浮き沈みなく、自分を客観視できるようになります。そして、「努力していない自分はダメだ」とか「努力さえすれば認めてもらえる」といった、偏った考え方(←女の子がしやすいです)をすることなく、「そうか、じゃあ次はこうしよう!」と自分で考えていくことができます。

 この接し方ができるようになると、お子さんの芯がしっかりしてきます。

まとめ

 ということで今回は、学習がニガテなHSPキッズの共通点をお届けしました。よかったら参考にしてみてくださいね。☺

さとちゃん先生より

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